ついに、2024年シーズン初ホームランを打ったメジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平選手。ファンが待ちにまった一打でしたが、チームメイトも同様にとても大谷翔平選手のホームランを喜んでいる姿が印象的でした。
特に、大谷翔平選手がベンチに戻ったときに、満面の笑みでひまわりの種のシャワーを浴びせた、ヘルナンデス選手。ブルージェイズ在籍時にやっていたホームランの儀式を、大谷翔平選手のために思いつき、ベンチにあったひまわりの種のシャワーを浴びせたみたいです。
そこで、なぜベンチにひまわりの種があるの?と疑問に思いませんでしたか?実は、ひまわりの種とメジャーリーグには、50年以上の歴史があるんです。この記事では、大谷翔平選手がベンチで噛んでいる、ひまわりの種の味の種類と、ひまわりの種がメジャーリーガーに人気な理由を紹介します。
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大谷翔平が噛んでいるひまわりの種の味は14種類
メジャーリーグ中継を見ていると、必ずと言っていいほど選手がベンチで何かをモグモグしていますよね?それが、ひまわりの種です。実は、このひまわりの種はDAVID Seedsという会社でメジャーリーグ公認でベンチに置かれているんです。アメリカ国内ではユースとアマチュアリーグのスポンサーもしています。
引用:SMACKIN’
🌗 What a time to be alive 🚀 #moonlanding50 #apollo50th pic.twitter.com/ROk1QcuiQA
— David Seeds (@Davidseeds) July 20, 2019
DAVID Seedsのひまわりの種は、スーパーやコンビニなどアメリカのどこでも買えるスナックとして有名です。日本だと、ひまわりの種を噛む習慣がないので、ピンと来ないかもしれませんが、ローストされたひまわりの種に軽く塩がまぶされています。塩以外にも味付きがあり、2024年4月4日時点、アメリカ ではなんと14種類も販売されています。
実際に、大谷翔平選手がどの味を好んで噛んでいるかはわかりませんが、思った以上に色んな味があります。
・バーベキュー
・コショウ
・減塩
・マカロニ&チーズ
・スイート&スパイシー
・ディルピクルス
・ハラペーニョ
・バッファロースタイルランチ
・スパイシーケソ(チーズ)
・サワークリーム
・スイート&ソルティー(甘くてしょっぱい)
・オリジナル
・ランチ
・フランクのレッドホット
引用:DAVID Seeds
辛口だったり、甘口と組み合わせたり、ドレッシングやソースの味があったりと、なかなかユニークな味ですね。
大谷翔平選手所属のドジャース監督である、デイブ・ロバーツはオリジナル味が好きみたいです。
メジャーリーガーに人気のひまわりの種はどこで買える?
ひまわりの種の味が14種類もあるのには、驚きですよね。噛む習慣がなくても、どんな味なのかとても気になります。DAVID Seedsは日本からでも買えるのしょうか?
楽天市場で、購入できます。しかも14種類の味が1パックになっているので、お友達やチームで購入して、メジャーリーグの雰囲気を楽しむのにぴったりです。
DAVID Sunflower Seeds Jumbo Variety of 14 Flavors デイビッド ひまわりの種 サンフラワーシード 14種 価格:12090円 |
14種類の中から、お気に入りの味がみつかるといいですね。
なぜメジャーリーガーはひまわりの種を噛むのか?
では、なぜメジャーリーガーは試合中にベンチでひまわりの種を噛んでいるのか?気になりますよね?
主な理由は以下の4つです。
1.実用的
2.身体的
3.メンタル
4.単なる習慣
ひとつずつ、説明します。
実用的
野球の球場内野に使われる土には、砂、シルト、粘土が混ざっています。選手が走塁したり、内野でプレーしたりすると、砂や埃が目や鼻、特に口に入ることがあります。そのため、選手たちは、試合中にひまわりの種を噛んで、吐き出すことによって、口の中の不快感や不快な味を防いでいるみたいです。
身体的
安くて手軽なだけでなく、栄養価も高い。カリウム、カルシウム、鉄分、タンパク質などの栄養素があるので、アメリカでは健康的なスナックという位置づけです。
メンタル的
タバコの代わりにより健康的な、ひまわりの種を噛む。ひまわりの種を噛んだり吐いたりすることで、脳は刺激され、より良い感覚を得ることができる。種を噛むことで、脳がリラックスして集中力が高まり、プレーの決断が早くなる効果がある。
噛むことで、イライラやストレスを改善する効果がある。種に含まれるマグネシウムは気分をよくする効果もあります。
単なる習慣
メジャーリーガーが、ベンチでひまわりの種を噛むのを見て育つ、リトルリーグの子どもたちも、その習慣をマネします。子どもたちにとっては、試合で失われる塩分補給の意味もあります。そのため、ひまわりの種を食べることが、長い年月を経て、種を噛むこと自体が習慣と残っていることも。
引用:SMACKIN’
選手によって、ひまわりの種を食べる理由は違うかもしれませんが、面白いですね。
ひまわりの種がメジャーリーガーに人気な理由
ジャイアンツのショーン・マナエア投手は、種を噛むことを「楽しい口の体操」と呼び、チームメイトと一緒に時々ひまわりの種を空高く弾き飛ばし、口の中でキャッチしようとする。「いつもはうまくいかないんだけど、一度だけうまくいったときだけは本当にクールなんだ」と。内野手や外野手は背中のポケットにこっそり種を忍ばせることができますが、マウンドに立つ選手にはそんな余裕はありません。また、ポジションプレーヤーは毎試合フィールドに出ることが多いです。一方で、投手にはオフの日があります。そのときこそ、種が役に立つみたいです。
ロッキーズのチェイス・アンダーソン投手は、「先発投手であれば、4日間休んで試合を見ることができる。腰を落ち着けて、最高のチームメイトになりたいんだ。ひまわりの種は間違いなくそれを助けてくれる」攻撃のときにベンチから、チームメイトを応援するときにも、ひまわりの種を噛むことで一体感がうまれるんでしょうね。
ホワイトソックスのジェイク・バーガー内野手にとって、種は神経をしずめてくれる。登板中にいつも噛んでいるわけではないが、運気を変えたいときには、少し口にする。
タイガースのハビー・バエズ内野手は、バックポケットに袋ごと種を忍ばせている。
ドジャースのミゲル・ロハス内野手は、集中するために種を噛む。ロハス選手はショートをプレーするとき、すべての打球が自分に当たるわけではないので、何もしていない時間が多いことを認めています。そんなときに種を噛むと効果的に感じるそうです。「背中のポケットから(種を)取り出して口に入れることで、その瞬間に集中できるんだ。味もすごく美味しいしね」。
ひまわりの種の味を知ることは、メジャーリーガーに人気な理由ですね。
引用:USA Today
Ever notice what Javy does while camping under a fly ball? 🌻 ⚾ #seedstheday pic.twitter.com/XcCbI6iXb5
— David Seeds (@Davidseeds) May 3, 2018
ひまわりの種がメジャーリーグの一部になったのはなぜか?
さて、このユニークな習慣は、いつから始まったのでしょうか?
1950年代、スタン・ミュージアルとイーノス・スローターの殿堂入りコンビが、暇つぶしに試合中にひまわりの種を噛み始めたのが、きっかけと考えられています。
しかし、スーパースターのレジー・ジャクソンが1970年代にひまわりの種を有名にするまで、本格的に広まることはありませんでしたが、球界でも人気のある選手の一人であるため、ファンや他の選手たちもジャクソンの習慣をマネし始めました。
引用:USA Today
メジャーリーガーのひまわりの種の年間消費量
とある調査によると、MLB選手によるひまわりの種の消費量は、1シーズンおおよそ300,000袋。平均して、1試合1チーム60袋消費している計算になります。
1袋は5.25オンスで190gと野球ボールと同じ重さです。重量としては年間、94,437ポンド(約42トン)消費しています。引用:SMACKIN’
大谷翔平選手を祝ったひまわりの種も1袋は使っていたはず。ものすごい量のひまわりの種がメジャーリーグだけで、消費されていますね。
ひまわりの種が禁止になったことがある
メジャーリーグの文化のひとつといっても過言ではない、ひまわりの種。実は、コロナのときは、禁止されていました。
試合中のハイタッチ、グータッチ、唾吐き、ベンチ、ロッカー内での噛みタバコ、メジャーリーグ名物のヒマワリの種を食べて吐き出すことも禁止される。
引用:The PAGE
まとめ
メジャーリーグの文化、ひまわりの種。大谷翔平選手がベンチで噛んでいる、ひまわりの種の味は14種類。ひまわりの種とメジャーリーグには、50年以上の歴史があり、なぜひまわりの種がメジャーリーガーに人気な理由を紹介しました。選手の中には、ポケットに袋を忍ばせて守備をする選手もいます。これからメジャーリーグをみるときは、ぜひどの選手がポケットにひまわりの種を忍ばせているのか、チェックするのも観戦の楽しみになるかもしれませんね。
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