2023年12月、ドジャースとメジャーリーグ史上最高額、額7億ドル(発表時のレートで約1015億円)の10年間契約で話題となった、大谷翔平選手。
移籍先が決定するまでは、ドジャースの「17番」背番号はジョー・ケリー選手がつけていました。そこで、大谷翔平をドジャースに入団させるために、ケリー選手の奥さんが背番号を大谷翔平選手に譲るという、動画などで勧誘していました。
では、大谷翔平選手は背番号「17番」にこだわりがあったのでしょうか?その真相について、この記事で解説していきます。
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大谷翔平が17番の理由
大谷翔平選手が「背番号17」の理由は、3つあると考えられます。
ポイント
・高校時代の背番号
・ジョー・ケリー選手が譲ると、公表したので、せっかく譲ってくれることに断ることもマナーとして断れなかった
・エンゼルス時代の背番号
では、1つずつ解説していきます。
高校時代の背番号が17
大谷翔平選手は、花巻東高校時代の1年生のときに「17番」をつけていました。
「花巻東野球部にとっての出世番号が17番なんです。当然、大谷が1年生で入部したときにもこの背番号になった。大谷にとっては特別な番号なはずです」(MLB担当記者)
引用:あさ芸プラス
夏の全国高校野球選手権岩手県大会で、背番号17番とつけていました。
当時の、花巻東高校野球部の佐々木洋監督は「背番号17番は将来エースにと期待する投手につけさせた」とインタビューで応えています。
背番号17は花巻東高校の出世番号?
先輩の菊池雄星選手も、高校1年生のときには「17番」をつけていました。その後の活躍の影響か、花巻東高校では「17番」が出世番号とされています。実際に、スタンフォード大学に進学する、佐々木麟太郎選手も背番号「17番」でした。
花巻東高校の野球部にとっては、少なくとも背番号「17番」の意味が、現在でも受け継がれています。
ジョー・ケリー選手が譲ってくれたから
ドジャースでは、昨シーズンまでベテラン投手の、ジョー・ケリー選手が背番号「17番」をつけていました。
大谷翔平選手の移籍先が未定の際には、妻のアシュリーさんによる#Ohtake17キャンペーンがSNSで話題に。
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「MLBでは背番号は喜んで譲るという習慣があり、ケリー投手もすぐに17番の返上をOKしました。そしてその番号をもらった選手は返上してくれた選手へ高価なプレゼントをするという風習もあります」(前出・MLB記者)
引用:あさ芸プラス
と、報道されていましたが、後日談でジョー・ケリー選手は
しかし、簡単に譲ったわけではなかった。現地時間12月13日に球団のイベントに参加したケリーは、地元局『ABC7』などの取材に対し、17番が大学時代から着用してきた愛着のあるナンバーであったと告白。「誰にも譲るつもりはなかった」という。
引用:CoCoKARA
しかし結果として、ケリー選手は「17番」を大谷翔平選手に譲りました。そのため、大谷翔平選手としても、譲り受ける大人の対応をしたと思われます。
“It’s yours…from Shohei.”
Shohei gifted Joe Kelly’s wife Ashley with a new car for her Ohtake17 campaign. 🥹 pic.twitter.com/Vsb3PqMthF
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) December 24, 2023
メジャーリーグの風習を知っていたかは不明ですが、背番号を譲ってくれたケリー選手の妻であるアシュリーさんには、高級車のポルシェがプレゼントされました。
もしかするとアシュリーさんは、その風習を知っていて、背番号を譲るように、ケリー選手を説得したかもしれません。
エンゼルス時代の背番号
日本ハムから、メジャーリーグのエンゼルスに、移籍したときの背番号は「17番」。
大谷本人はエンゼルスに入団した際も「背番号は気にしていないです」とコメント
引用:あさ芸プラス
エンゼルス入団の際には、日本ハム時代の11番も検討されていましたが、エンゼルスの永久欠番だったため、断念。
次の候補は27番でしたが、これもマイク・トラウト選手がすでに使用していたため、最終的に17番を選んだと言われています。
大谷翔平の背番号履歴
では、大谷翔平選手がプロになってから背番号は、どのように変わったかみていきましょう。
日本ハムでは背番号11
日本ハムの背番号は、パドレスに所属するダルビッシュ有選手が日本ハム時代につけていた番号。「エース」という意味合いもあります。
エンゼルスでは背番号17
先述のように、エンゼルスでは日本ハム時代の11番が永久欠番だったので、17番に。
侍ジャパンでは背番号16
2023年のWBCでは、背番号16でした。
ドジャース永久欠番
MLB によると、ドジャースは永久欠番について、「基準」はありません。
2024年現在、以下の番号がドジャースの永久欠番です。
#1 Pee Wee Reese
#2 Tommy Lasorda
#4 Duke Snider
#14 Gil Hodges
#19 Jim Gilliam
#20 Don Sutton
#24 Walter Alston
#32 Sandy Koufax
#39 Roy Campanella
#42 Jackie Robinson
2024年4月15日には、選手全員が背番号42をつけてプレー
#53 Don Drysdale
永久欠番の明確な基準はないものの、ほとんどの選手が殿堂入りをしています。
大谷翔平選手も、ドジャースと10年契約。
2025年以降投手として復帰し、二刀流で歴史をつくることになれば、17番が将来的に永久欠番になる可能性もあります。
まとめ
大谷翔平選手が背番号17にこだわる理由は、3つでした。
・高校時代の背番号
・ジョー・ケリー選手が譲ってくれた
・エンゼルス時代の背番号
今後の活躍次第では、ドジャースの永久欠番もありえるので怪我に気をつけて、偉業を成し遂げて欲しいです。
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