メジャーリーグドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告の違法賭博事件が、アメリカの制作会社「ライオンズゲート」によって、ドラマ化されることが発表されました。
アメリカだけでなく、日本でもネット上では、「趣味が悪い」「大谷翔平選手が許可したの?」「大谷の代理人事務所はちゃんと機能しているのか?」という声が上がっています。
そこで、この記事では水原一平被告のドラマ化を拒否できるのか?大谷翔平選手が、ドラマ化を許可するわけがない3つの理由について説明します。
水原一平のドラマ化を拒否できる?
今回ライオンズゲートがドラマ化を製作発表をした、水原一平被告のドラマは実話です。そのため、主人公は水原一平被告ですが被害者である大谷翔平選手もドラマ化する上で欠かせません。
でも、大谷翔平選手が巻き込まて、被害者となった違法賭博事件のドラマ化を許可するわけがない!と思いませんか?
下記の3つの理由が、大谷翔平がドラマ化を許可するわけがないと、考えられます。
ポイント
- 名誉毀損
- プライバシー侵害
- 著名人
現実的には、大谷翔平選手がドラマ化を拒否、許可しなかったとしても制作会社は内容を変更して製作する可能性も否定できません。
しかし、アメリカは日本より訴訟社会なので、製作するにしてもかなり時間がかかるのでは、と考えられます。
名誉棄損
アメリカでは、実話に基づいたドラマを作成するときに、登場人物の名前を使わなければ本人の許可がいらないという単純な話ではありません。
状況によって複雑な法的な問題が絡んできます。
ドラマの内容が、その人物の名誉を毀損する可能性がある場合は、たとえ本人の名前を使っていなくても、訴訟を起こされる可能性があります。
名誉毀損とは、他人の評判を傷つけるような虚偽の情報を広めることです。
今回の違法賭博事件は、被害者が大谷翔平選手なので間違いなくドラマ化されれば、重要な登場人物です。その際に、役柄が大谷翔平選手のイメージを損なうことがあれば間違いなく、訴訟問題に発展します。
プライバシー侵害
ドラマの内容が、その人物のプライバシーを侵害する可能性がある場合は、たとえ本人の名前を使っていなくても、訴訟を起こされる可能性があります。
プライバシー侵害とは、他人の同意なしに、その人の私生活に関する情報を公開することです。
もともと、大谷翔平選手はプライベートを明かさないことでも有名です。2024年2月に結婚を発表した際も、両親族への無許可の取材を控えるようにお願いしていました。
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水原一平被告だけのプライベートな話だけでなく、四六時中一緒だった大谷翔平選手のプライバシーもドラマ化によって侵害される可能性は非常に高いです。
著名人
著名人は、一般の人よりもプライバシー保護の権利が強い場合があります。そのため、著名人についてドラマを制作する場合には、より慎重な対応が必要です。
大谷翔平選手は野球選手ですが、同時に著名人でもあります。
米プロスポーツ史上最も高額な報酬の契約をして、ドジャースに入団した際に、アメリカでも一気に知名度は上がりました。確かに日本で報道されるほどの知名度は、アメリカではありません。しかし、ドジャースという球団の影響もあってか、最近では著名人と一緒に写る写真も増えてきています。
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スポニチアネックスの記事によると、国際弁護士の清原博氏が10日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」にコメンテーターとして生出演し、
「私が一つ心配するのは、ドラマ化する時、水原被告だからするんじゃなくて、大谷選手が関わっているからドラマ化して、多くの方が興味を持つわけです」と指摘。
「だとすると、大谷選手をモデルとした登場人物が必ず出てくる。大谷選手が承諾をするかですよ」
と、説明していました。
大谷翔平選手は、著名人なのでプライバシーが一般人の水原一平被告より保護される権利が高いです。
まとめ
大谷翔平選手が水原一平被告のドラマ化を許可しない3つの理由を説明しました。まとめると、以下の3つがその理由です。
ポイント
- 名誉毀損
- プライバシー侵害
- 著名人
アメリカでは、ドラマのシリーズによって撮影期間が9か月かかることもあります。
まだ、ドラマののタイトル、キャスティングについては未定とのことなので、今後この話が進むのかは、わかりません。
大谷翔平選手が1日でも早く、野球だけに集中できる環境が整うことを願います。