毎年4月になると、ゴルフの松山英樹選手がアメリカのマスターズ優勝をして、グリーンジャケットを羽織る姿を思い出します。
2024年4月には、2年ぶりとなる米ツアー勝利。アジア人最多通算9勝目で、今後のメジャー大会が期待できます。
2024年は4月の時点で、賞金ランキング3位。すでに、2023年の獲得賞金を越えています。米男子ツアーといえば、賞金が高額ですが、いったい松山英樹選手の年収は、どれくらいなのか調べてみました。
Contents
松山英樹の年収は?
結論からいうと、松山英樹選手の2023年度年収は
注目
約19億円
その内訳は、主に2つです。
獲得賞金 $3,874,772(5.9億円)
スポンサー契約 推定13億円
ゴルフからの収入である、賞金よりもスポンサー契約による収入のほうが、2倍くらいあります。
松山英樹のスポンサーリスト
2024年現在、松山英樹選手がスポンサー契約を締結している、企業は以下の7社と思われます。
その契約金の総額は、推定13億円。
スポンサー | 契約金/年 |
オークリー(サングラス) | 推定1億円 |
ダンロップ(ウエアなど) | 推定6億円 |
レクサス | 2億円 |
ロレックス | 推定1憶円 |
野村ホールディングス | 推定1憶円 |
Indeed | 推定1憶円 |
大塚製薬 | 推定1憶円 |
松山英樹選手のスポンサー契約に関しては、2016~2017年ごろに契約した以外に、契約更新の公式発表が少ないです。
そのため、契約金や契約期間の詳細は、調べたところ、わかりませんでした。現在も契約していると思われる7社は、松山英樹選手のウエアにロゴが入っているものを、まとめました。
オークリージャパン
2023年12月のオークリージャパンSNSで、松山英樹選手が投稿されていたので、現在もチームアスリートとして、スポンサー契約をしていると思われます。
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ダンロップ
ダンロップも、2017年に5年契約をしました。その後2023年に契約更新されたかは、公式発表がありません。しかし、松山英樹選手が帽子やウエアを着用しているので、契約継続と思われます。
レクサス
レクサスは、松山英樹選手の所属契約。2017年からの5年契約後、更新されたかは未発表。ただし、こちらもウエアにはしっかりロゴも入っているので、契約更新中でしょう。
ロレックス
ロレックスが日本スポーツ選手と初めてスポンサー契約をしたのが、松山英樹選手。2016年にスポンサー契約を発表しましたが、その後の契約内容は不明。ただし、2024年2月のジェネシス招待で優勝した際に、ロレックスを着用していたことが、明らかに。
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参考
ロレックスのスポンサー契約といえば、ゴルフのタイガーウッズが2017年に、年間700万ドルの契約をしています。
引用:boardroom
野村ホールディングス
野村ホールディングスも、2017年~3年契約し、その後も契約継続中です。
\松山選手、ジェネシス招待優勝🏆/#野村ホールディングス がスポンサー契約を結ぶプロゴルファー⛳の #松山英樹 選手がザ・ジェネシス招待で優勝!
2022年ソニーオープン勝利から約2年、今回のPGAツアー9勝目は男子アジア勢での最多記録更新です。松山選手、優勝おめでとうございます🎉 pic.twitter.com/GEMkRIABu3
— 野村證券/NOMURA (@Nomura_jp_hd) February 19, 2024
NTTデータ
NTTデータは、2021年5月17日から3年間のスポンサー契約を締結しています。
松山英樹(29)=LEXUS=が株式会社NTTデータとスポンサー契約を締結したことが11日、同社から発表された。期間は17日からの3年間
引用:スポーツ報知
Indeed
Indeedは、2019年10月1日~2021年12月末まで、2年3ヶ月間のスポンサー契約。その後、契約更新の発表はありませんが、2024年に松山英樹選手が着用しているウエアの襟に、ロゴが入っているので契約更新したと、予想できます。
大塚製薬
大塚製薬も、2012年10月1日から複数年スポンサー契約を締結していました。2024年は、リポビタンロゴが左袖に入っています。
ウエアでみるスポンサーリスト
ロレックス以外の7社は、ウエアなどにロゴが入っているので、スポンサー契約は継続のようです。
サングラス:オークリージャパン
帽子:ダンロップ
帽子(左):野村ホールディングス
ウエアの襟:Indeed
ウエア袖(左):リポビタン(大塚製薬)
ウエア袖(右):NTT Data
ウエア:レクサス・ダンロップ
松山英樹の生涯獲得賞金は?
2024年4月時点で、松山英樹選手の生涯獲得賞金の総額は、約70億円です。
ツアー | シーズン | 獲得賞金 |
PGA 米国男子ツアー | 2022 - 2023 | $3,874,772 |
PGA 米国男子ツアー | 2021 - 2022 | $5,776,298 |
PGA 米国男子ツアー | 2020 - 2021 | $4,963,594 |
PGA 米国男子ツアー | 2019 - 2020 | $3,665,825 |
PGA 米国男子ツアー | 2018 - 2019 | $3,335,137 |
PGA 米国男子ツアー | 2017 - 2018 | $2,687,478 |
PGA 米国男子ツアー | 2016 - 2017 | $8,380,570 |
PGA 米国男子ツアー | 2015 - 2016 | $4,193,954 |
PGA 米国男子ツアー | 2014 - 2015 | $3,758,619 |
PGA 米国男子ツアー | 2013 - 2014 | $2,837,477 |
総額 | $43,473,724(¥6,608,006,048) |
日本円で約66億(1ドル152円で換算)
ツアー | シーズン | 獲得賞金 |
国内ツアー | 2018 | ¥1,157,200 |
国内ツアー | 2017 | ¥8,000,000 |
国内ツアー | 2016 | ¥80,000,000 |
国内ツアー | 2015 | ¥18,160,000 |
国内ツアー | 2014 | ¥42,770,000 |
国内ツアー | 2013 | ¥201,076,781 |
総額 | ¥351,163,981 |
米国男子ツアーが約66億円。国内ツアーが約3.5億円なので、総額約70億円。すごい金額です。
松山英樹のPGA年金
年収19億円、生涯獲得賞金総額70億円の松山英樹選手ですが、米国男子ツアーに参加するのは年金というメリットもあります。
アメリカでは、州によって税率が異なります。そのため、トーナメントによって、賞金の税率が違います。したがってPGAツアーは、優勝賞金を年金講座に繰り延べることができる選択肢を選手に与えています。
年金の受給をする条件
・ツアーメンバーとして5年以上プレーする
・最低でも15試合以上の予選通過
PGAは具体的な受給額を公表していません。しかし、1試合の予選通過で3500ドル、優勝すれば別額が、年金へとプールされるそうです。
米メディアGolf.comによると、2023年のFedExCupで優勝した場合、賞金1,800万ドルのうち1,700万ドルが現金支給で、100万ドルが年金へプールされます。
年金他のメリット
長年に渡ってシード権をキープし活躍した選手は、ツアーへの貢献度が評価されて支給額も高くなる
本人が亡くなった場合、子供が受給権を引き継ぐ事が認められている
松山英樹の経費
PGAツアーのトーナメント賞金は、とても高額です。しかし、個人で勝負するゴルフは、実はチーム戦です。試合で一緒にコースを周るキャディだけではなく、フィジカルトレーナーやシェフ、スイングコーチなど、選手のコンディショニングを支えるチームも必要です。
その必要諸経費は、米ゴルフメディアGolf.comによると選手の収入8~13%が相場です。
仮に13%とすると、$2,470,000(約3.6億円)にもなります。
松山英樹選手も、キャディの早藤翔太三以外に、最低4人のトレーナーやコーチたちが支えています。
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キャディの報酬
「チーム松山」に欠かせないのが、試合中も一緒の早藤翔太キャディ。
早藤翔太キャディの2023年の報酬は、$235,098.63(約3,600万円)です。キャディの報酬は、選手の獲得賞金うち、優勝は10%、TOP10入りは7~8%、それ以外は5%といわれています。
トレーナーやコーチ陣
キャディの他にも、
・フィジカルトレーナー
・マッサージセラピスト
・シェフ
・スイングコーチ
・ショートゲームコーチ
・メンタルコーチ
・データのコーチ
を雇う選手もいます。
この経費は、選手が怪我でツアーに参加できなくても発生するので、その為の傷害保険もあります。
もし、怪我で試合に出れなかったり予選通過できなければ賞金収入は、ゼロになってしまうので、選手にとってはスポンサー契約も必要ですよね。
まとめ
松山英樹選手の2023年の年収は、約19億円。
その内訳は、ゴルフの獲得賞金の$3,874,772(5.9億円)とスポンサー契約の推定13億円
獲得賞金も高額ですが、その活躍を維持するためには、トレーナーやコーチを雇うのに、収入の8~13%がかかるそうです。
松山英樹選手の2024年賞金は$5,921,495で、すでに2023年を上回っているので、今年の活躍が楽しみです。