7月25日(火)に行われた、井上尚弥 vs. スティーブン・フルトンの試合は、世界が注目する一大イベントでした。
井上選手は日本を代表するボクサーとしてその名を轟かせており、そのパワフルなパンチと緻密な戦略は世界中から賞賛を受けています。
対するフルトン選手もまた、その防御力とタフさで知られるボクサーで、この試合は両者の力がぶつかり合う舞台となりました。
結果は、井上選手が8回TKO勝ち。
スーパーバンタム級に階級をあげてから初戦で2団体のベルトを獲得しました。
この試合の両者のファイトマネー総額10億円!と、高額で注目をあびました。この記事では、その10億円のファイトマネーの真相を調べてみました。
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試合の展開と結果
この試合は井上選手の圧倒的なパフォーマンスによって進行しました。
前半のラウンドでは、ほとんど井上選手がポイントをリード。
しかし、中盤フルトン選手もペースをつかみ始め、7ラウンド前後ではフルトン選手がラウンドを生する場面も。
8ラウンド開始からすぐ、井上選手の強烈をボディと顔に受けたフルトン選手はダウン。
再度、立ち上がるもコーナーに追い詰められ、レフリーストップで試合終了しました。
ファイトマネーについて
井上選手とフルトン選手のファイトマネーは、総額10億円。とてつもない価格に聞こえます。
しかし同じ週、7月30日にアメリカ、ラスベガスで行われた、クロフォード vs. スペンスのファイトマネーは$25ミリオン(約35億7,602万)!と、3倍以上のファイトマネーでした。
では、10億円は本当なのか。調べてみるとまずYouTubeで元世界王者の畑山隆則氏が発言したことが興味深いです。
今回、井上チャンピオンのファイトマネーは最低保証6億何千万らしい。で、フルトンは3億ナンボでしょ。向こう(米国)でやっても1億円も貰えない。井上チャンピオンやることが世界のボクサーの目標よ
出典:YouTube「ぶっちゃけチャンネル」
また、ボクシング・ビート米国通信員の三浦勝夫氏も試合前の記事で、
フルトンは井上戦でどれくらい稼ぐのか?ネットで検索してみると、最低保証額は井上が6億4000万円、フルトンは3億8000万円という記述に出くわした。
とし、すでに前回ポール・バトラー(英)とのバンタム級4団体統一戦で3億円を超えるファイトマネーを得たという井上選手のファイトマネーは、フルトン戦で4,5億円になるのではと言われています。その事を考慮すると、ファイトマネー10億円というのは、現実感のある金額だと思われます。
フルトン選手は、2試合前のブランドン・フィゲロア(米)とのスーパーバンタム級2団体統一戦で総額100万ドル(約1億4000万円)のファイトマネーと言われています。
また、昨年5月のダニエル・ローマン(米)との防衛戦では50万ドルが最低保証額だったらしいので、今回はキャリア最高。
フィゲロア戦のおよそ3倍のファイトマネーを手にすることでできたはず。ファイトマネーは試合を行う上で、選手もモチベーションにもなるはず。
海外では、注目度の低い軽量級の選手にとっては、畑山氏も言っていたように「井上選手と試合することが目標」になることは、間違いありませんね。
ファイトマネーが、100万ドルというのは軽量級では破格の金額。サンスポの記事でも、ファイトマネー合計が約10億円の軽量級史上最大の一戦と報じられました。
井上選手がフルトン選手よりもファイトマネーが倍というような記事もありましたが、関係者によると同額程度だったようです。
今後のファイトマネーの予想
井上選手のメインスポンサーであるNTTドコモは、井上選手のキャリアを支える重要な存在です。
スポンサーは選手の活動を支援するだけでなく、試合の運営やプロモーションにも関与しており、その影響力は大きいです。
特に、今回のフルトン戦は無料配信。Leminoに登録するだけで無料ライブ視聴できるという、太っ腹でした。ボ
クシング界ではPPVも珍しくない中、無料でタイトルマッチを視聴できるのはファンにとっても、ありがたいです。
年内には、スーパーバンタム級4団体統一戦が開催される可能性があります。井上選手にとっては2階級4団体統一がかかる試合で注目をさらに集める事が間違いなし。
スポンサーが増える事なども考慮すると、ファイトマネーがさらに増額することも見込めます。
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まとめ
井上尚弥選手とスティーブン・フルトン選手のファイトマネーが10億円⁉の真相、両者の力がぶつかり合った一戦でその価値は充分にあったと思います。
この高額ファイトマネーは軽量級のボクシング界にも大きな影響を与えました。
その井上選手は、すでに次の試合(未定)に向けてロードワークを開始したみたいです。
今日からロードワークを開始します!#超えろ pic.twitter.com/PTsMu3usCR
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) August 2, 2023
井上尚弥選手の今後のキャリアに対する期待は高まるばかりです。
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