ボクシング2階級世界4団体統一王者の井上尚弥。
その圧倒的なKO率を誇る強さだけでなく、今まで安いと言われてきたファイトマネー。
ようやく、世界的に軽量級とされる階級でも、ファイトマネーが高額になりつつあります。その推定総額は、21億6,000万円(2020年以降)!
井上尚弥のファイトマネーについて、この記事ではファイトマネーの現状、ファイトマネーの比較分析、ファイトマネーとモチベーション、今後のファイトマネーの展望を紹介していきます。
Contents
井上尚弥のファイトマネーの現状
ボクシングのキャリアを重ねるごとに、井上尚弥のファイトマネーの金額も右肩上がりです。
井上尚弥のファイトマネーの推移:グラフと表で見る成長
井上尚弥の直近試合のファイトマネーの変化をグラフで示してみました。
階級を上げ、勝利を重ねた結果が、ファイトマネーに反映されているかが明らかですね。
試合ごとのファイトマネーと総額(2020年以降)
先ほどのグラフの内訳は下記の通りになります。
2020年11月 ジェイソン・モロニー 推定 1億1,000万円 (100万ドル)
2021年6月 マイケル・ダスマリナス 推定 1億1,000万円 (100万ドル)
2021年12月 アラン・ディパエン 推定 1億6,000万円
2022年6月 ノニト・ドネア 推定 2億3,000万円
2022年12月 ポール・バトラー 推定 3億円
2023年7月 スティーブン・フルトン 推定 5億円 (500万ドル)
2023年12月 マーロン・タパレス 推定 7億5,000万円 (500万ドル超)
為替の影響もありますが、ここ数年で井上尚弥のファイトマネーは、1試合当たり6億円以上アップしました。
そして、ファイトマネーの推定総額は、21億6,000万円(2020年以降)!
ただ階級が上がったというだけでなく、井上尚弥が無敗を守り、世界中からの注目度が増してきている影響もあると言えます。
井上尚弥のファイトマネーが日本ボクシング界に与える影響
井上尚弥のファイトマネーが増えれば、他のボクサーのモチベーションにもつながります。
さらに、将来ボクサーを目指す子どもたちにも、夢を与えられます。注目度されれば、大規模な興行ができ、競技の人気にもつながります。
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井上尚弥のファイトマネー比較分析
安いと言われる、井上尚弥のファイトマネー。
ファンの間では10億円くらいの価値があると、言われています。
仮に井上尚弥のファイトマネーが10億だったとして、その価値は高いのか?
めっちゃ安いよ…
井上尚弥は日本唯一無二のボクシング世界需要。
契約してる放映権もleminoじゃなく世界的な格闘技PPVに切り替えればプロモーション、サブカード次第で2000万人は観る可能性がある。…
— 🇯🇵零九参部隊 恵良敏彦 TOSHIHIKO ERA🇯🇵 (@toshihiko_era) December 20, 2023
実力的には10億超えてもおかしくないのに、安いと思うわ。とは言え、4分で2.1億。
井上尚弥、ドネア戦でファイトマネー2・1億円 辰吉-薬師寺戦超え日本軽量級最高 https://t.co/YUL1VKGKe9
— おーはらと申します (@s_ohhara) June 8, 2022
井上尚弥と他のトップボクサーのファイトマネー比較
では、安いと言われる井上尚弥のファイトマネーを他の世界トップクラスのボクサーと比較すると、どうでしょう。
ミドル級の統一王者、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)は、有料のスポーツ通信メディアである「DAZN」と、5年11戦で総額3億6500万ドル(約390億円)のメガ契約を結んだ。
1試合あたり約35億円。
ボクシングの高額ファイトマネー
2015年5月の世界5階級制覇のメイウェザー(米国)が6階級制覇のパッキャオ(フィリピン)に判定勝ちしたWBA・WBC・WBO世界ウエルター級王座統一戦が史上最高。
視聴ごとに課金されるPPV(ペイ・パー・ビュー)の売り上げを含めてメイウェザーが2億1000万ドル(当時約252億円)、パッキャオが1億5000万ドル(同約180億円)を受け取ったと伝えられている。
引用:スポニチ
桁が違いすぎますね。階級が上がるだけで、ファイトマネーも10倍以上になっています。
井上尚弥のファイトマネーと世界のボクシング界の位置づけ
世界のボクシングビジネスの世界では、軽量級は人気がありません。
中量級、重量級とは人気もファイトマネーの桁も全然違います。
その中で井上尚弥の活躍が、軽量級の人気や注目度アップにも貢献していると言えます。
井上尚弥のファイトマネーとモチベーション
またまた強引にスパーリング拝見。そして、1年数ヵ月ぶりに“モンスター”を直撃──。
まもなくアップされる『THE BOXERS』ロングインタビュー記事共々、ご覧いただけると幸いです。井上尚弥「誰も辿り着けない領域へ」 決戦を前に、あくなきボクシングへの探求心 https://t.co/4z8aUZUXVQ
— 本間 暁 Akira Homma (@bjakira2004) December 19, 2023
ファイトマネー増加は井上尚弥のモチベーションのひとつ
どんどん増加する、ファイトマネー。
井上尚弥の競技へのモチベーションにどのような影響を与えているのでしょうか。
ファイトマネーは戦うモチベーションの1つを占めている。
1試合1試合、結果を出すにつれファイトマネーが上がる。わかりやすい成果主義。
デビューからどんどん上がっていっているのだ。
井上尚弥が語るファイトマネーの価値とは
井上尚弥は、ファイトマネーに対してどのような価値観なのか?記事ではこんな会話を紹介しています。
試合のファイトマネーの金額は、試合が決定すると同時に、大橋会長から父を通じて知らされる。
「今回いくら?」
「××××だよ」
そんな会話で終わり。
高額なファイトマネーのために、競技を続けているというわけではなく謙虚な姿勢が尊敬できます。
井上尚弥の今後のファイトマネー展望
さらに、2024年は3試合が予定されていて、今後さらにファイトマネーがあがることは間違いないです。
大橋秀行会長(58)は2024年、サウジアラビアでの試合開催を明言し、実現すればファイトマネーはこれまでの“10倍増”となることも示唆。
早ければ来年5月にも、夢の“100億円マッチ”が実現する可能性
引用:スポニチ
これまでの10倍増になる、という発言からすると、すでにタパレス戦のファイトマネーは10億円だった可能性もあります。
サウジアラビアで試合が開催されるとなると、PPVや放映権販売、スポンサー契約の大幅増も見込めますね。
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今後の試合における予想ファイトマネー
今後の井上尚弥のキャリアにおいて、予想されるファイトマネーは?
スーパーバンタム級以上に階級を上げたとき、スポンサーフィーも含め、1試合の総収入の10億円超えは目標に掲げたい。
引用:https://toyokeizai.net/articles/-/319231?page=3
このように、井上尚弥が発言したかは不明です。
ただ、今までの増加を考えると、今後の試合で充分10億円ファイトマネーはありえると思います。
井上尚弥のキャリアと収入の未来予測
以前、35歳で引退する考えがあると言っていた、井上尚弥。
どこまで、上を目指すのか?井上尚弥が上を目指す限り、無敗は続きそうな気がします。
これからも、収入アップすることは怪我がない限り見込めます。
まとめ: 井上尚弥のファイトマネーが示すもの
井上尚弥のファイトマネーについて、ファイトマネーの推移、ファイトマネーの比較分析、ファイトマネーとモチベーション、今後のファイトマネーの展望を紹介しました。
井上尚弥の功績が、ボクシング界では不人気の軽量級の人気を押し上げ、ファイトマネーの増加にも貢献しています。
さらなる活躍も楽しみです。